用途
双極性障害における認知機能の評価
診療報酬点数
該当せず
評価方法
患者による自己記入式
評価項目
実行機能、処理速度、作業記憶、言語学習・記憶、注意・集中、精神追跡を含む主観的認知機能
概要
COBRAとは
COBRAは、16項目から構成される評価尺度であり、双極性障害患者の実行機能、処理速度、作業記憶、言語学習・記憶、注意・集中、精神追跡を含む主観的認知機能障害の測定が可能である。双極性障害患者と健常対照者のサンプルを用いた研究において、高い内的一貫性を有する1因子構造であることが報告されている1。Toyoshimaらにより作成されたCOBRAの日本語版は、Frankfurt Complaint Questionnaire(FCQ)と強い相関を示し、高い内的一貫性、良好な再検査信頼性、併存的妥当性を有していたことから2、日本人の双極性障害患者における主観的認知障害評価尺度として臨床的に有用である可能性が示唆されている。
■評価方法
以下のような各項目について、4段階(0:全くそうではない、1:時々そうである、2:頻繁にそうである、3:常にそうである)で評価する。
(一部抜粋)
- 人の名前を思い出すのが難しいですか?
- 日常的に使用するもの(鍵、メガネ、時計等)の置き場所を思い出すのが難しいですか?
- 自分にとって重要な状況について思い出すのが難しいですか?
■評価時間
約5分
連絡先
- 日本語版
北海道大学大学院医学研究院 神経病態学分野精神医学教室
Email:psychiatry@med.hokudai.ac.jp
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