知の探究 感情と身体の科学(全4回)
「胸が躍る」「腹に据えかねる」「腸(はらわた)が煮えくり返る」―このように感情を表す言葉は、その多くが「身体に関連したもの」であることに気づきます。実際に、人間の思考・感情と身体状態とはどのような関係があるのでしょうか。
本動画では、これまで心身医学、精神医学、心理学、認知神経科学領域において、臨床・研究活動に従事してきた、ルンドベック・ジャパン株式会社 メディカルディレクターの医師 守口善也が案内役となり、心理学的、脳科学的側面から「感情と身体の科学」に迫ります。(全4回)
守口 善也 からのメッセージ
私はこれまで、心療内科・精神科で患者さんを診療しつつ、心理学・認知神経科学の研究を積み重ねてきました。そこで気付いたのは、精神医学と心理・認知神経科学の間に微妙に潜んでいる、しかしながら意外に大きな「ギャップ」です。もっとこのギャップが埋まるとよいのにな、と思い、今回特に、自分の研究テーマでもある感情の心理学・認知神経科学を、精神医学における意義、という新しい切り口で伝えられるよう腐心致しました。私の研究の総括にもなっており、構成主義的感情論やアレキシサイミアといった、精神科臨床ではなじみは薄いテーマではありますが、しかし知ってみると、患者さんに接する際に意外に「腑に落ちる」と思われることが一つでもあれば幸いです。
本コンテンツの企画・監修、およびストーリーテラー:守口 善也
本コンテンツの公開に関し、開示すべきCOI関係にある企業等:ルンドベック・ジャパン(雇用関係;給与支給を受けている)
本コンテンツの内容はあくまで一研究者としての立場からのもので、ルンドベック・ジャパンの業務に関連したものではありません。
また本動画の内容は個人的見解を含むものであり、弊社の公式見解を保証するものではありません。