EQ-5D-5L(The 5-level EQ-5D version)

用途

QOLを評価
 

診療報酬点数

該当せず
 

評価方法

患者による自己記入式
 

評価項目

移動の程度
身の回りの管理
ふだんの活動
痛み/不快感
不安/ふさぎ込み
 

概要

■EQ-5Dとは

EQ-5Dは、1987年にEuroQol Groupにより開発された、5項目から構成される評価尺度であり、1990年に出版された1。疾病負荷の測定方法として一般的に用いられる質調整生存年(QALY)を算出する際にも用いられる。1990年に5項目の健康状態についての3段階評価とともに健康状態をVASで評価する方法を組み合わせた改訂版(EQ-5D-3L)が開発され2、2009年には5項目の健康状態について5段階で評価する改訂版(EQ-5D-5L)が開発された3,4。日本語版は、EQ-5D-3Lが1997年に、EQ-5D-5Lが2009年にそれぞれ作成された5,6
 

QALY:quality-adjusted life year、VAS:visual analogue scale
 

■評価方法

5項目の健康状態に対して1~5の5段階で評価を行い、それぞれの点数を順に並べ5桁の数字で回答パターンを表すことにより、健康状態をQOL値として示すことが可能である。
 

■評価時間

約5分
 

連絡先

EuroQol Research Foundation:https://euroqol.org/eq-5d-registration-form/
EuroQol Office
Marten Meesweg 107
3068 AV Rotterdam, The Netherlands

 

評価尺度一覧へ戻る

 

「日常生活機能や社会機能およびQOL」の他の評価尺度は、以下からご覧いただけます。

詳しくはこちら 

 

免責事項

本コンテンツは、各評価尺度について引用をもとに要約したものです。掲載する情報には、第三者による情報や他のウェブサイトへのリンクを通じてもたらされる情報が含まれることがあります。ルンドベック・ジャパン株式会社は、第三者が提供する情報や、当社がリンクを提供するその他のウェブサイトのコンテンツは管理しておらず、それらについて責任を負いません。情報に関しては、ページに記載している連絡先へお問い合わせください。

参考文献

  1. EuroQol. Health Policy 1990;16:199-208.
  2. Brooks R, et al. Health Policy 1996;37:53-72.
  3. Herdman M, et al. Qual Life Res. 2011;20:1727-1736.
  4. van Hout B, et al. Value Health. 2012;15(5):708-715.
  5. 日本語版EuroQol開発委員会. 医療と社会. 1998;8:1091-1023.
  6. 池田俊也, ほか. 保健医療科学. 2015;64:47-55.