用途
目的達成を評価
診療報酬点数
該当せず
評価方法
面接者・患者双方による評価・記入
評価項目
目標達成度
概要
■GAS-Dとは
GASは、1968年にKiresukらにより開発された、目標達成度を5段階で評価する評価方法である1。患者の目標と視点を考慮することの重要性が高まり、患者と医療従事者が協力して治療目標を設定し、その治療目標に向けた進捗状況を測定するために開発された。個々の患者における問題を医師・患者双方の合意のもと特定し、それに対するSMART(Specific, Measurable, Attainable, Realistic, Time-bound)な治療目標を設定する。そして、その目標に対して5段階の達成度(ベンチマーク)を設定して評価する。このような目標達成度を評価する試みは、数々の臨床試験において用いられてきたが、近年までうつ病の領域においては用いられていなかった。そこで、同アプローチをうつ病患者に適応させたGAS-Dが作成された2。GAS-Dのオリジナル版(英語)はTakeda Pharmaceuticals U.S.A., Inc.にて開発され、日本語版は2021年にルンドベック・ジャパンが作成し、臨床研究において妥当性も検証された3,4。GAS-Dは、うつ病患者を対象とした臨床試験においても用いられるようになり、また日常臨床においてもその有用性が期待されている3,5,6。
■評価方法
目標の達成度を5段階(+2:想定よりもとても良かった~-2:想定よりもとても悪かった)で評価する。
■評価時間
目標設定時:30~45分
達成度評価時:約10分
連絡先
<日本語版 >
ルンドベック・ジャパン株式会社 メディカルアフェアーズ部
Email:Japan-Medical@lundbeck.com
Takeda Pharmaceuticals U.S.A., Inc. の許諾の元、ルンドベック・ジャパン株式会社が日本語に翻訳しGAS-D日本語版を作成しています。
著作権
GAS-D
© 2017 Takeda Pharmaceuticals U.S.A, Inc.
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