用途
うつ病の重症度を評価
診療報酬点数
該当せず
評価方法
面接者による評価/患者による自己記入式
評価項目
- 入眠困難
- 中途覚醒
- 早期覚醒
- 過眠
- 気分(悲しみ)
- 気分(イライラ)
- 気分(不安)
- 気分の反応性
- 気分の変動
- 気分の質
- 食欲(減退)
- 食欲(増加)
- この2週間の体重(減少)
- この2週間の体重(増加)
- 集中力・決断
- 見方(自己)
- 見方(将来)
- 自殺念慮
- 興味一般
- 気力・易疲労性
- 喜び・楽しみ(性的活動は除く)
- 性的関心
- 精神運動性の制止
- 精神運動性の焦燥
- 身体症状の訴え
- 交感神経系の機能亢進
- パニック・恐怖症症状
- 消化器症状
- 対人関係の過敏性
- 鉛様麻痺・身体的活力
概要
■IDSとは
IDSのオリジナルは、1986年にRushらにより開発された、30項目から構成される評価尺度である1。
DSM-IIIの「大うつ病性障害」の診断基準に含まれるすべての項目が網羅されている。Rushらは後に、IDSから16項目を抽出したQIDSを開発した2。なお、オリジナルのIDSとQIDSには、それぞれ患者評価のself-report版(IDS-SR、QIDS-SR)と医師評価のclinician-rating版(IDS-C、QIDS-C)の2種類がある。その日本語版は、稲田らにより作成された3。
■評価方法
各項目は0~3点の4段階で評価する。合計点数(0~84点)について、重症度は以下のように判定する3。
・ 0~13点 症状なし
・14~25点 軽度
・26~38点 中等度
・39~48点 重度
・49~84点 きわめて重度
■評価時間4
約10~15分
連絡先
- 日本語版(面接者による評価)
一般社団法人日本精神科評価尺度研究会:
http://jsprs.org/scales/ids_c.html
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