PGI(Patient Global Impression)

用途

全般状態の評価
 

診療報酬点数

該当せず
 

評価方法

患者による自己記入式
 

評価項目

全般状態
 

概要

■PGIとは

PGIは、Subject Global Impression(SGI)とも呼ばれる、米国国立精神衛生研究所(National Institute of Mental Health;NIMH)が1976年に発表したClinical Global Impression(CGI)に対応する患者による自己記入式の評価尺度である1。主に全般状態の変化(Patient Global Impression - Change;PGI-C)を評価したり、症状の重症度(Patient Global Impression - Severity;PGI-S)を評価したりすることが可能である。また、介入に対する反応性を評価するために、全般状態の改善度(Patient Global Impression - Improvement;PGI-I)が使用されることもある。
 

■評価方法

PGI-Cは、指定する一定期間において、全般状態の変化度を1(とても良くなった)~7(とても悪くなった)の7段階で評価する。
PGI-Sは、指定する特定の疾患について、症状の重症度を1(症状なし)~7(かなり重度)の7段階で評価する。
PGI-Iは、指定する一定期間において、全般状態の(介入前後での)改善度を1(かなり改善)~7(かなり悪化)の7段階で評価する。

*評価項目は英語のオリジナル版の参考訳を掲載しており、和英に齟齬があるときはオリジナル版の英文が優先する。

 

■評価時間

約5分
 

連絡先

パブリックドメインに属するため、許諾の必要なく使用可能



 

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参考文献

  1. Guy W (ed). ECDEU Assessment Manual for Psychopharmacology. Rockville, MD: US Department of Health, Education, and Welfare Public Health Service Alcohol, Drug Abuse, and Mental Health Administration, 1976