用途
言語記憶を評価する
診療報酬点数
該当せず
評価方法
パフォーマンステスト
評価項目
-
概要
■RAVLTとは
RAVLTは、16歳以上の患者の言語記憶を評価するために考案された神経心理学的評価法である1。RAVLTのオリジナル版は、1941年にAndre Reyによって作成され、16~70歳のフランス語圏の150人を対象としたデータにより標準化された。その後、1959年に英語で使用可能なものが作成された。
RAVLTは、記憶機能障害の性質と重症度を評価し、記憶機能の経時的変化を追跡するために使用可能である。この評価法では、自由再生とは対照的に、直接的に認識記憶について評価する。
■評価方法
RAVLTはリストにある単語を記憶する心理テストとして設計されている。
15個の名詞から構成される第1リストの口頭による提示と、被検者による自由再生を5回反復する。つづいて、第1リストとは異なる名詞から構成される第2リストが第1リストと同じように提示され、被検者は第2リストの名詞を自由再生する。第2リストを用いた干渉課題の直後に被検者は第1リストの名詞を自由再生する。20分の時間をはさんで、被検者はさらに第1リストの名詞を自由再生する。終わりに、第1リストと第2リストの名詞と音素的・意味的に類似した20個の単語を含む50語が提示され、被検者は第1リストと第2リストの名詞を同定する。
■評価時間
10~15分(インターバルを除く)
連絡先
- オリジナル版(2023年8月25日時点で日本語版は未作成)
Western Psychological Services (WPS)
625 Alaska Ave, Torrance, California 90503.
https://www.wpspublish.com/ravlt-rey-auditory-verbal-learning-test※RAVLT Record Sheet and Score Summary (W-322B)の使用あるいは翻訳に係る許諾については、WPS Rights & Permissions (rights@wpspublish.com) へご連絡ください。単語リストに関する使用許諾については、RAVLT Handbook (W-322A) をご参照ください。
【評価尺度一覧へ戻る】
「身体症状や副作用、認知機能」の他の評価尺度は、以下からご覧いただけます。
免責事項
本コンテンツは、各評価尺度について引用をもとに要約したものです。掲載する情報には、第三者による情報や他のウェブサイトへのリンクを通じてもたらされる情報が含まれることがあります。ルンドベック・ジャパン株式会社は、第三者が提供する情報や、当社がリンクを提供するその他のウェブサイトのコンテンツは管理しておらず、それらについて責任を負いません。情報に関しては、ページに記載している連絡先へお問い合わせください。