SIDAS(Suicidal Ideation Attributes Scale)

用途

自殺念慮の評価
 

診療報酬点数

該当せず
 

評価方法

患者による自己記入式
 

評価項目

頻度、制御可能性、自殺未遂への近さ、念慮に関連する苦痛のレベル、日常機能への影響

*この評価項目は英語のオリジナル版の参考訳を掲載しており、和英に齟齬があるときはオリジナル版の英文が優先する(2023年6月12日時点で日本語版は未作成)。
 

概要

■SIDASとは

SIDASは、自殺念慮の重症度を簡便に測定するウェブベースの尺度として開発された1。自殺念慮の属性(頻度、制御可能性、自殺未遂への近さ、念慮に関連する苦痛のレベル、日常機能への影響)を評価の対象としている。5項目から構成されており、合計点数が高いほど、より深刻な自殺念慮を反映するようにコード化されている。
 

■評価方法

以下の質問項目*について、0~10の点数をつけ、合計点数(50点満点)で評価する。なお、項目1の質問にて「0」と回答した場合は、項目2~5の質問をスキップし、合計点数を「0」とする。

  1. 過去1ヵ月の間に、どれくらいの頻度で自殺を考えたことがありますか?(0=全くない、10=常にある)
  2. 過去1ヵ月間、あなたはこれらの考えをどの程度コントロールできましたか?(0=コントロールできていない、10=完全にコントロールできている)
  3. 過去1ヵ月の間に、自殺未遂にどれだけ近づいていましたか?(0=全く近づかなかった、10=未遂に終わった)
  4. 過去1ヵ月間、あなたはどの程度、自殺の考えに苛まれたことがありますか?(0=全くない、10=非常にある)
  5. 過去1ヵ月間、自殺を考えることで、仕事、家事、社会活動など日常生活を送る上で、どの程度支障がありましたか?(0=全くない、10=非常にある)

*この質問項目は英語のオリジナル版の参考訳を掲載しており、和英に齟齬があるときはオリジナル版の英文が優先する(2023年6月12日時点で日本語版は未作成)。

 

■評価時間

約1分
 

連絡先

  • オリジナル版(2023年6月12日時点で日本語版は未作成)

Dr. Phil Batterham (co-developer)
philip.batterham@anu.edu.au



 

評価尺度一覧へ戻る

 

「うつ病等の精神疾患の状態(重症度など)」の他の評価尺度は、以下からご覧いただけます。

詳しくはこちら 

 

免責事項

本コンテンツは、各評価尺度について引用をもとに要約したものです。掲載する情報には、第三者による情報や他のウェブサイトへのリンクを通じてもたらされる情報が含まれることがあります。ルンドベック・ジャパン株式会社は、第三者が提供する情報や、当社がリンクを提供するその他のウェブサイトのコンテンツは管理しておらず、それらについて責任を負いません。情報に関しては、ページに記載している連絡先へお問い合わせください。

参考文献

  1. van Spijker BA, et al. Suicide Life Threat Behav. 2014;44:408-419.